料金案内
なぜ瓦屋根の葺き替え工事は、高いのもあれば、安いのもあるのか?
お客様が一番気になるのは、「いったいうちの家の瓦葺き替え工事の場合は、いくらなんだい?」ということだと思います。できれば、ここで「あなた様のお家の場合は、瓦屋根の葺き替え工事の料金は◯◯万円です!」とお答えできれば良いのですが・・・
この時点で、おいくらでできます!と断言できないのが正直なところです。
というのも、一人ひとりのお客様ごとに、建物の屋根の形状や、使用する瓦の種類などが違ってきますので「一律いくら」というものは存在せず、じっくりお客様のお家を調査し、ご要望をお聞きし、はじめて料金は決まるからです。
当社以外でも、おそらくほとんどの業者は、そうしていると思います。
最低3社から見積りをとることは良いのですが・・・
そこで、最低3社から見積りをとりましょう。とよく言われるのですが、
実際に3社見積りをとって比較してみると、3社とも金額が同じということはまずないでしょう。
安い見積金額のところもあれば、高い見積金額のところもある。
そこで、あなた様は、
「なぜ、同じ瓦修理なのに、こんなに見積金額が変わってくるの?」
「そうか~、安いところは、瓦の質が悪いんだろうな。」
「高いところは、良い質の瓦を使ってくれるんだろうな・・・いやまてよ、ぼったくりじゃないよね・・・。」
なぜ、瓦屋根一つに、違う料金が3つもあがってくるのだろう?と
また悩んでしまうかもしれません。
ですから、お見積りの時に業者を見極めるポイントとして「比較検討する判断材料」を持っておくことが
大切です。そこで、知っておいて欲しいのは
で決まってきます。順番に説明していきますね。
瓦を配置する面積(瓦坪数)
これは、瓦を配置する面積、つまり屋根の面積ですね。
ここで注意!なのが、建坪数で計算する業者には注意してください。
瓦修理の営業に来た営業マンが「お宅の家は建坪数でいうと、いくらくらいです」と言ってきたら要注意です。
というのも建坪数=瓦坪数ということではないのです。
屋根の形状によっても異なりますが、通常瓦坪数というのは建坪数の1.2~1.3倍くらいの坪数になります。
同じ坪数でも、家ごとに屋根の面積は違うのはあたり前です。
屋根の数や傾斜、大きさなど、どれ一つ同じものはありません。なのに、建坪数で計算するということは、ざっくり見積っているということなのです。
なぜ、建坪数で計算するかというと・・・それは「営業マンが計算しやすい=見積りを算出しやすい」からです。
ざっくりと計算された見積りも、お客様にとって有利に働けばいいですが、会社としては、利益をださないといけませんから、赤字になるような計算は、まずしないでしょう。
使用する瓦の量は、必要以上に多く計算しているものです。
では、瓦を配置する面積を正確に出すには、どうするべきか?
答えは明快です。
「実寸を測ること」
瓦を設置する屋根を実際に計測して、実際に瓦を置く面積を算出することです。
屋根に登らず、建坪数だけで計算をすると、追加で工事費用が請求されてしまい、お客様は想定外!とビックリするしかありません。
私たちは、契約後に、「追加工事の費用が発生します。」なんてことはあってはいけないと思い、
お見積りをする段階でしっかりと実寸を測ってから、お見積りをお出ししますので追加料金が発生することはありません。
瓦葺き替えは、5年~10年経ってみて、やって良かったとその価値がわかるサービスです。
業者選定の時点では、形も将来も見えず、不安になるのは、仕方がないことです。
ですから、少しでも安心できるように、時間をかけてきっちり務めることが大事だと考えます。
大分窯瓦のこだわり!
お客様の方より、ざっくりでいいから金額を教えてくれない?というお声はいただきますが、
正確なお見積りを作成させていただくために、必ず実寸を測ってからお見積りをお出ししています。
使用する瓦の種類による料金の違い
次に料金を増減させるのは、使用する瓦の種類(材料費)です。
瓦は、下記の表のように種類により耐久性と価格が違ってきます。
スレート | 粘 土 | 粘 土 | 陶器瓦(平板) | |
---|---|---|---|---|
耐久性 | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
耐震性 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
メンテナンス性 | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
デザイン性 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯(洋風) |
価格 | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ |
屋根瓦という言葉を聞くと、日本瓦やセメント瓦を想像すると思いますが、実はスレート屋根や金属製の屋根も屋根瓦と呼ばれています。屋根瓦の細かい種類や特性については別ページでもご紹介していますので、ここでは簡単に説明をしたいと思います。_
瓦を選ぶポイントは
・耐久性
・メンテナンス性
・見た目(デザイン)
・価格
のバランスが重要となってきます。
表を見ていただくとお分かりになる通り、スレートや金属屋根に比べて、屋根瓦が高価なのは事実です。
なぜなら瓦は焼き物であるために製造するのに手間がかかってしまうこと。そしてそれを葺くのに職人技が必要となるのが主な原因です。
ですが、ちょっと待ってください!
実はここで安易に価格だけをみてスレートや金属屋根を選択してはいけません。
なぜなら瓦屋根はスレートや金属屋根の倍以上の寿命を持ち、他の材料に比べて段違いの耐久性をもっている屋根材だからです。
下記に初期コストとランニングコストの図をご用意しました。
スレートや金属屋根などは10年に1回は塗替えを行わなくてはいけません。
材料費だけならまだしも、職人さんへの給料や、足場を組むのに費用がかかってしまうわけなんですね。
初期費用に関してはスレートや金属屋根のほうが確かに安いですが、家は30年~50年と長く住み続けます。
ですので、初期費用だけでなく、ランニングコストまでを考慮したうえで、どの屋根材を選択するかを決めていく必要があります。
ポイントをまとめますと・・・
声を大にして、一番に伝えたいのは、高額な瓦葺き替え工事をするのに、初期費用を気にすることも大切ですが、初期費用ばかりを気にしてしまうのは間違いです。
なぜなら、瓦葺き替え工事を検討されているお客様のご要望は「良い工事をできるだけお値打ちに」であって、「安ければなんでもよい」では決して無いはずだからです。
内容がよくわからないことをその道のプロに任せるわけですから、価格を云々する以前に
「あなた様にとって信頼できる業者かどうか」を最優先にお考えになることをおすすめいたします。
当社にできる事は、見積りを受け取ったあなた様が「これなら安心できる!」と思ってもらうことであり、
ご縁となれば「技術」「マナー」を備えた人財をあなた様の施工にあたらせることです。
地元大分市の瓦専門店のメンツにかけて、「信頼をいただく事」をご契約よりも優先に考えた結論です。
仮に当社の見積りが一番安くても、他社様にもっと信頼を感じるのであれば、
その会社にご依頼される事が、これから瓦工事をお考えのあなた様にとって価値のあるお金の使い方であると思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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